バッグの作り方 1:革を削って作る芯

バッグに使う芯を選ぶのはむずかしい。

けれども、ぴったりくるのが見つかると、誰にも見えない秘密をつかんだ気持ちになり、しかも、その発見はきりなくあるので、ずーっと続けてしまうのです。

3月に開催されていた「エルメス手しごと展」で見ていたら、芯材にはこんな革を使っていました。聞いてみたら黒のカーフ(子牛革)ですって。

布には布の芯、ウールには毛芯、
なじみの良い芯を入れたお洋服は、体にふんわり寄り添うような、肩の凝らない着心地になるから、それなら革だって同じはず。

そんな事をずっと考えていたせいか、
表も、裏地も、芯にも、革を使った、スペシャルなバッグを作ってみる機会がやってきましたよ!


まずは、バッグの持ち手に入れる芯作りから。
1日がかりで削り出した革紐の制作動画を、3分弱に凝縮しましたのでご覧ください。

使ったのは、購入したばかりでピカピカの道具「黒豆かんな」と、最も年季の入った道具「私の手」!
物づくりをしているので手の事はあまり気にならないのですけれど、作らなくなったら、ただの手のごつい人になってしまいそうなんです。

こちらが完成した丸い紐の断面図。
一緒に持っているのが、通常使う「回転紐」という持ち手の芯です。

横からも見るとこんな感じです。

この芯を使って、こんなバッグを作りますよ。

さて、夏の革小物ワークショップは、現在参加者募集中です。
こんな私とご一緒に、革の物づくりを楽しんでみたい方! お会いできるのを楽しみにお待ちしてしていますね~(^^)/

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