2018年も残りわずかとなりました。今年一年も様々な方との出会いがあり、挑戦してみたかったお財布や革小物、思ってもみなかったアイテムを作らせていただいたり、作る方のお手伝いもさせていただいたり、知らない世界を知る事が出来た、とても素敵な年だったと思い返しております。

もの作りが好きで、それをずっと仕事にもして来た私ですが、日本のもの作りがどんどん海外へ行ってしまった時期には、国内で作った値段が市場に合わない事や、腕の良い職人さん達に仕事がなくなっていく事などに落ち込んで、もの作りの仕事から離れていた事もありました。

それを思うと、今またこうしていられる事はとても不思議で幸せに思えます。

今年は、バッグや革小物制作のほか、横浜の京急百貨店COTONOWAでワークショップ講師をさせていただいたり、大好きな街「蔵前」で、一級革小物職人の吉川先生と一緒に、ワークショップを開催させていただきました。
毎回、もの作りがお好きな方はもちろん、ほとんど革を扱ったことがないという方が笑顔で帰られる姿を見て、本当に嬉しく思いました。

こちらは、蔵前で行ったメガネケースワークショップの動画です。

また、過去の「がま口」ワークショップの記事をご覧になった方や、ブログをご覧になった方からお問い合わせをいただき、

ご自分が作ってみたいがま口を、型紙から制作するというレッスンも行いました。

がま口は、型紙と、口金に入れる所が難しいので、その部分のコツがわかって、お好きな口金でお好きな形の革のがま口が作れるようになったらとても楽しくて止まらなくなりますよ♪

シックな黒の革にこだわりの裏地をつけて、こんなに素敵ながま口が完成しました。次はこれより少し大きめの「がま口のミニバッグ」を作られるそうなので、私もとても楽しみにしています。

今、来年もこうして、もの作りの仕事で皆様のお役に立てるよう願いつつ、お会いした方や作品たちを思い浮かべる年の瀬を迎えています。
今年も私と一緒に過ごしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
来年からも、一つ一つ丁寧なものづくりを基本に精進してしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

残り少ない2018年ですが、どうぞ良いお年をお迎えください。
また新年にお会いしましょう。