革のスペシャルワークショップ
“革のミシンで作るチェーンミニバッグ”
7月6日 革のミシンを使って作る、チェーンミニバッグのワークショップを開催しました。
場所は、蔵前の Studio Y Creation お財布と革小物のアトリエです。
制作していただいたのは、携帯電話や鍵など、バッグの中で行方不明になってしまう小物のためのアクセサリー感覚のミニバッグ。
そして、革の風合いを生かしたシンプルなパスケースの2アイテム。
今回の参加者は4名。全員ミシンに慣れている方ばかりなので、ちょっとハードル高めのプログラムです。とはいえ、革のミシンは初めてなので、ちょっとこわいような、ドキドキするような・・・
そんなドキドキのまま、まずはキットを受け取っていただき中身の確認。
実際革を手にすると、ドキドキよりワクワクが大きくなって来た!
さあ、手を動かして革のものづくりのスタートです。
最初に作るのはパスケース。のりを薄く均一に引いて、パーツをきれいに貼りあわせ、パスケースを組み立てます。
すべて貼り合わせたら、型紙通りにきれいにカット。彫刻刀できれいに角を落として。
そうなんです。きれいな革小物は、小さなきれいをたくさん積み重ねて作るものなのです♪
カット出来たら待望のミシン。もちろん何度も練習をしていただいてから縫いました。
まず、私がデモンストレーション。
革のミシンは布のミシンに比べて力が強いので、注意点がいろいろありますし、革は一度縫ったら穴が空いてしまうので、一発勝負で縫いあげなくてはいけないんですよね。
「こわい。」 「ドキドキする。」 「絶対に曲がる気がする。」 「最近ミシンなんて使ってない。」という声がたくさん聞こえたような気がしましたが、
とてもきれいに縫っていただいて、こわかったミシンとも少し仲良しになれたご様子。最後に革の断面に塗料を塗って仕上げです。
パスケースの塗料を乾かしている間に、ミニバッグの制作に取りかかります。
バッグにはデコレーションをプラスしてオリジナルのバッグを作ります。
さまざまな革パーツを、アクリルビジューや革巻きカシメで留めたり、色糸を使って縫い付けたり、お花に刻印で模様をつけたり。一人一人が自由に思い思いのデザインに仕上げます。
次に、かぶせを縫いつけます。
いかがでしょうか。初めてとは思えないくらいきれいに縫えていますよね~ もう、うっとりするくらいの出来栄え。
そしてパーツを縫い合わせ、形にしていきます。縫えば縫うほど、どんどんミシンに慣れてどんどんきれいな仕上がりに。
バッグを縫いあげたら、持ち手を作って取り付けます。
最後は、ヌメ革に箔押し機でご自分の名前を押して、ネームタグを作ります。
自分の手で押したネーム刻印。
いいですよね~
ネームタグを取り付けたら、個性がキラキラあふれるミニバッグが見事完成!そのバッグを見ている皆様の笑顔も最高にキラキラでした。
私はワークショップで、みなさんのうれしそうな様子を見るといつも思います。こんなにも教えがいがあって、人のお役にたてて、なんて幸せな仕事なのでしょうって。
それで1つ終わると、また企画してみようかなぁと思ってしまうのですよね~
というのは、今までいろいろなジャンルのものづくりをしてきて、一番始めるのがむずかしいと思ったのは革のものづくりでした。
確かに革の世界は奥深くて、私でも知らない事はまだまだたくさんあります。
でも、革は布に比べて扱いが楽なところもあるし、初めてでも作れるものもたくさんあって楽しいし、出来上がった物のクオリティといったら、本当にうれしくなってしまうんですよね。
なので、革だからと言って臆せず気軽にトライしてみて欲しい。そんなチャンスを作りたい。それが、私が革のワークショップを開催する理由なのです。
また楽しいアイテムを企画して開催しようと思っています。
その時はぜひぜひ私と一緒にチャレンジしてみてくださいね。ご一緒できることを楽しみにしています。
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