ガウディとサグラダ・ファミリア展
「世の中に新しい創造などない、あるのはただ発見である。」
と言ったのは、
スペインの天才建築家アントニ・ガウディ。
永遠に未完だと思っていた彼の代表作
サグラダ・ファミリアがもうすぐ完成するらしい。
私がサグラダ・ファミリアを見に行ったのは、20年も前のこと。
その日は何か理由があって、
外から眺めるだけしかできなかった。
バスから降りて、足場のかかった外観を眺めて
「なんだか期待外れだなぁ…」と残念に思った。
「そんなはずはないよね。
いつかもう一度見に来よう。」
そう思って帰ってきた。
だからこの展覧会を知って
「絶対に行かなくちゃ」と思った。
ガウディの思想
建築に込められたあらゆるエッセンス。
サグラダ・ファミリア大解剖と言いたくなるよう展覧会で、
図解や模型もたくさんあり、
有機的なデザインや連続する曲線、
色彩と神秘的な光の美しさ
複雑な装飾と彫刻と驚きの構造に、
ただただ圧倒された。
建築物自体が、
まるで人々を守る壮大な大樹のように見えた。
ガウディは、
ゆっくり ゆっくり 植物を育てるように
命の形を作ってきのではないかと
そんな風に感じた。
「世の中に新しい創造などない、あるのはただ発見である。」
これを発見できる人は、
ガウディしかいない。
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