オーダーメイド名刺入れ タンニン鞣し革通しマチ名刺入れ ヴィンテージネイビー

シンプルで使いやすい通しマチの名刺入れを、ヴィンテージ感たっぷりの牛革で制作させていただきました。

この革は、植物タンニンを贅沢に使って鞣している、いわゆる“味の出る革”と呼ばれる革。繊維がギュギュッとつまっていて、しっかりしたハリ感とコシが魅力の、革好きにはたまらない、かっこいい革です。

そのかっこいいところに、さらに吟スリ(革の表面にヤスリをかけて起毛させる加工)をかけているのえ、マットでさらさらなお顔になっています。布でいうなら「ピーチスキン」とでもいいましょうか・・・加えて、しっとりした味わいもあるのはオイルがしっかり入った仕上げだから。もう、なでているだけでうっとり時間が過ぎて行きそうな革なんですよ〜

今回は「ネイビーで、渋めの味のある革」というイメージで革を探して、この革に行き着いたのですが、「在庫がないので今作ってる。」と言われて、届くまでにさらに1ヶ月。
ようやく届いた時は、見るのがこわいくらいでした〜

もちろん、見れば思った通りの素敵な革でしたけど(^_^)

そうなんです。革は生き物なので、イメージと違う時もあるものなんですね。だから、毎回どんな子が来るかと本当にドキドキ。(笑)

素敵な子が来てくれて良かった〜

と、うっとり眺めて(なでて)ばかりもいられないので、さっそく制作します。

クレジットのポケット口に捻引きを入れたところ。
捻引きは、革の縁に熱を入れながら線を引いて引き締める作業です。タンニン鞣し革は、くっきりした美しい捻が入ります。

ヘリを返した角は菊寄せをします。
これは、革を菊の花のようにきれいに刻んで寄せる、革独特の始末の方法です。花がきれいであればあるほど、美しい仕上がりになるわけですね。

最後の仕上げも全体に捻を引いて、引き締まった顔に仕上げます。

通しマチ名刺入れの特長は、マチ底の厚み。

メインポケットには普通の名刺なら50枚、厚手の名刺なら30枚くらい入ります。

通しマチ名仕入れはたくさん入るし、出し入れもしやすくて使いやすいので、大好きなデザインです。

開いたところ。
手前のポケットにはいただいた名刺を、かぶせのポケットには取っておきたい名刺の保管などに使うと便利ですよね。

背中のポケットはICカード用に作りました。

名刺入れは、どれもサイズはほとんど同じなのですが、どんなポケットをつけたいかは、お仕事によって、それから好みによっても違うもの。
革を選んで、どんな場面で、どんな風に使うのかをお聞きして、どんな作りで仕上げるかを考えるのが、私は大好きです。

 

さて、次に制作するのも名刺入れですよ。
キャメルのカーフをメインに、配色に白を使って、裏地はきれいなターコイズブルーの組み合わせ。
キャメルにターコイズって素敵ですね〜
どんな仕上がりになるか、またご覧いただけたら嬉しいです♪

それから、並行して、ミニ財布も絶賛研究中!
今人気の小さいお財布。皆さまお使いでしょうか?
使っての感想などあれば、ぜひ教えて下さいね。(^-^)/

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