オーダーメイド ハイクオリティレザーのペアキーケース
この、小さな、小さな革小物はいったい何でしょう?
これは、車のスマートキーのキーケース。
2つあるのは、ご夫婦で車をお使いになられるからです。
それぞれ個性の違う革をお選びいただき、同じデザインで作らせていただきました。
ご主人様は、ダークネイビーのタンニン鞣し革。
銀スリ加工(革の表面に細かいヤスリをかけて、さらさらのピーチスキンにする加工)に、オイルをたっぷり使用して仕上げた革なので、さわるとしっとりウルウルです。
もう、ずーっと握っていたくなる感触・・・
表面のアップです。
銀スリの革のこの表情。
なんともいえない味わいを、お伝えできるでしょうか。
奥様は、優しいコーラルピンクのゴートレザー(山羊革)。
ゴートレザーは、牛革に比べて非常に柔らかく、手に吸い付くようなしなやかな肌触り。
なのに、その耐久性は他の種類の革よりも強いと言われていて、高級ブランドのバッグや財布、服にも使われている皮革です。
しなやかで、優しい手ざわり。
ゴートレザーのアップがこちら。
きれいな色ですよね〜
そして、表面の細かくきれいなシボをご覧いただけるでしょうか。
ゴートレザーはこのシボも特徴で、触ると心地よいサラサラ感。
私が大好きな革でもあります。
全く同じものなのに、違う出来上がり。
このケースは、キーを入れ、かぶせを閉じて、ベルトに差し込んで収納するスタイル。
デザインは、「封筒みたいになっていて、パタンとふたを閉める形なんてどうかしら?」という奥様の一言から生まれました。
スマートキーは、ケースに入れっぱなしで大丈夫ですから、持ち歩いている間にかぶせがベルトから抜けないよう、ベルトは上部に、位置はミリ単位で調整しています。
開いたところ。
旦那様の裏地はブルーグレーで、
奥様は、シャンパンベージュ。
私の車のキーを入れてみました。
長さは違いますが、幅は同じだったので(*^^*)
奥様の、
「もしも」
を形にしたキーケース。
使う方とご一緒に、
使う事だけでなく、作る事にもかかわっていただきながら完成したキーケースです。
私は、もの作りの素敵さって、旅の素敵さと同じようだと思っています。
旅は、その場所へ行くことが目的のように思っていますけど、
そこへ行くために計画している時間や、調べた事、行くまでに見た風景、電車の中で読んだ本、予想もしなかった事に出会う時間、体験が、旅の楽しさとして、ずっと心に残りますよね。
私は、ツアーコンダクターにはなれませんけれど、
もの作りを通してだったら、そんなかけがえのない時間をプレゼントできるのではって思っています。
また、皆様と、ものを作る楽しさをシェア出来たらうれしいです。
さて、6月26日(水)
ご希望をいただいて、神奈川にある自宅近くのスペースにて、
「マチなしトートバッグの型紙教室」のお試し企画を開催する事にいたしました。(残席3名)
布のマチなしトートバッグは、洋裁が少し出来る方ならどなたでも作れるバッグなので、作られたことのある方も多いと思いますが、今回お教えするのは、チケン紙を使った鞄職人の型紙の作り方。
しっかりした型紙があれば、作るスピードは格段にあがり、しかもきれいに仕上がります。
型紙、本当に大事です。
お試しなので、ついでにプチ観光もしていただいて、
私の地元を好きになって楽しい1日を過ごしていただけたらなぁって、そんなことも考えています。
もし、気になる方ががいらっしゃったら、お問い合わせからご連絡くださいね。(^^)/
どうぞよろしくお願いいたします。
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