革小物作り 技に磨きを。


前回のブログで、むずかしくて面白い魔法のレンズの事を書きましたが、やはり、私にとって、最もむずかしくて、最も最も面白いのはもの作りです。

現在、特に挑戦しているのが、「宝物みたいな革小物作りプロジェクト」

2種類のパスケースに続いて、笹マチつきの名刺入れと、ボックスコインケースも制作しました。

名刺入れの笹マチって? という方にご説明しますと、この長方形のマチのことを笹マチと呼びます。

閉じた時、笹の葉のように二つに折れるところからそう呼ばれるのですが、なんだか 日本風な名前ですよね。もうひとつ、上部がもっと広がって、扇のように開くマチは扇マチです。こちらも日本風なお名前。イタリア語や英語では何ていうのでしょうね?

笹マチを縫いつけたところ。

名刺入れはポケットがいくつも重なるので、1㎜どころか0.5mmもズレないように、目を凝らして貼りこんで、

さらに目を凝らしてミシンをかけて仕上げます。

定規の1㎜の目盛りが、こんなにも大きく感じる事なんて、今までの人生ではありませんでしたよ~

変わって、ボックスコインケースは、名前の通り、箱(ボックス)の中にコインを収納するタイプのコインケースです。

閉じている時は、中のコインがこぼれないように、箱がぴったりと折りたたまれていて、

開くと、その箱がひとりでに立ち上がってくる作りになっています。
イメージは、、、まさに飛び出す絵本☆★☆ 前から思っていましたけど、あの飛び出す絵本もすごい職人技ですよね~

ふたが箱の端を引っ張って、立ち上がってくるように計算して作ると、開いた時に、飛び出すコインケースになるというしくみ。

飛び出すコインケースの後ろ姿。念には念を入れてしっかり引き締めラインを入れていますよ。


当たり前ですけど、ハイクオリティな革を使って作ると、ハイクオリティな出来映えに。そう、小さいものだからこそ、こだわりの革を使って作るべきなのかもしれません。
稀少な革で大きなバッグを作ったら、価格まで稀少になってしまいますけれど、小さなものなら稀少まで行かないで楽しめそうですし、常に手にする事を思うと、良い革だと、使うたびにうれしい気持ちになりそうです。

魔法のレンズで撮影。陰影とボケ具合に個性がありますね。
しかし、ピントの位置をどこにするかがとても難しい・・・
ちなみに、最初の写真とこちらの2枚が魔法のレンズでした~

 

さて、
「宝物みたいな革小物作りプロジェクト」 次は、とうとうお財布を作ってみます。お財布はポケットがもっと増えて、截断パーツがこんなにも!

技を磨いて、

出会った人の大切な宝物を作れる手になりたいです。

 

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